「手放すことを決意したピアノ。
買い取り前の査定に必要な製造番号等を調べるために
久しぶりに蓋を開けたら
鍵盤に、ひっかき傷のようなものがついていてビックリ。
良く見たら、脚にも爪を研いだような形跡があるし
多分、うちで飼ってるネコの仕業です。
こんな状態じゃ、とても値段なんてつきませんよね…。」
ペットがいらっしゃるご自宅では
こういったことも日常茶飯事でしょう。
傷があるピアノは買い取り可能?
気付かなかったけれど、よく見たらひっかき傷がついていたり
舐めたような痕がついていたり…。
でも、だからと言って諦めてしまうのは早いですよ。
ネコちゃんやワンちゃんがつけた傷があったとしても
必ずしも買い取り不可、というわけではありません。
傷があるピアノ、なぜ買取してくれるの?
というのも、買い取り業者の多くは
ご自宅で長く所持されていた古いピアノを
きちんと修理・メンテナンスできるんです。
買い取ったピアノは
その後、中古ピアノ販売店へと引き渡されることがほとんどですが
そうなる前に、必ず買い取り業者側で
販売できる状態へと再生するべく、メンテナンスを行います。
ピアノの鍵盤を全て取り外し、ピアノの内側まで磨き上げ
クリーニングしていきます。
その際に、ついた傷はもちろん
破損した部品などもきちんと補修していきますので
「傷がある」「部品がなくなってしまっている」
といった理由で、買い取ってもらうことを諦める必要はありません。
鍵盤そのものについた傷であっても
部品交換といった形で新しい鍵盤と入れ替えることも出来ますから
問題はありませんよ。
とはいえ、こういったサービスを行っているかどうかは業者次第。
ピアノの査定を依頼する際に
価格のことだけではなく、サービス面においても
きちんと確認しておくのが良いでしょう。