長い間実家に置きっぱなしになっていたピアノを
思い切って手放そう、買い取ってもらおうと決意し、
「そういえば、うちのピアノってどこのメーカーだったっけ?」
と思い立ち、久しぶりにピアノの蓋を開けてみたら
YAMAHAやカワイなど名の知れたメーカーではなく
実はよく知らないメーカーだった…なんてこともあるかもしれません。
それが「BERNSTEIN(バーンスタイン)」、「DRESDEN(ドレスデン)」
「ALEXANDER(アレキサンダー)」といった名前であれば
それは、大成ピアノ製のピアノです。
大成ピアノとは?
大成ピアノは、かつて浜松市にあったメーカーで
木製の手作りピアノメーカーとしては
東洋ピアノ、アトラスに続き、日本では3番目と言えます。
大手ピアノメーカーのカワイが、特注ピアノを製造する際は大成ピアノに依頼するなど
優秀な職人が多くいたことから
今でも愛されるピアノを沢山世に送り出してきました。
音色は明るく深みがあり、外装もオシャレなものが多いため
“華やかなピアノ”というのが特徴のようです。
そんな大成ピアノ製のピアノですが
当時としては人気があり、今でも根強いファンはいるものの
YAMAHAやカワイなどの大手メーカーに比べると需要は低く
買い取り業者では“無メーカー品”の扱いになります。
そのため買い取ってはもらえても、そこまでの値段がつかない…ということも考えられます。
少しでも高値で買い取ってもらうためにはどうしたら良いのでしょうか?
まずは、少しでも新しいことは絶対条件。
とはいえ大成ピアノのピアノが多く売られていたのは20年ほど前ですから
なかなか難しくはありますが
その中でも新しければ新しいほど、値は上がります。
また、ピアノ用の布やカバーなどの付属品は揃えておくこと。
そして、査定前には少しでもキレイに見えるよう磨いておきましょう。
例え1社で「買い取り不可」と言われても
他の業者では買い取ってもらえることもありますから
諦めず、数社に見積依頼をしてみるのが良いですよ。