富士楽器の主力ブランドとも言える、BELTON(ベルトーン)。
中でもグランドピアノは、生産台数100台以下とも言われており
国産ピアノの中でも希少価値がとても高いです。
凝った造りが特徴のアップライトピアノは
昭和時代、多くのご家庭に置かれていたピアノのうちの1つであり
“日本の名器”とも言われていました。
とはいえ、現在は製造がないことから
その多くが30~50年ほど前に製造されたものがほとんど。
調律を頼むにしても、YAMAHAやカワイなどのメーカー製とは違い、
さらに専門的な知識や技術が必要なことから
費用が高くなってしまう…なんてこともあるんだとか。
ベルトーンには現在どれくらいの価値があるのでしょうか?
先述した通り、現存しているものが少ないという意味で
確かにレアさはあると言えます。
しかし、実際に中古ピアノ販売店で売れるか?というと別の話。
YAMAHAやカワイのピアノの需要が群を抜いて高いため
それ以外のメーカー製のピアノは、なかなか買い手がつかないというのが実情です。
そのため、買い取りを依頼すべく業者に連絡しても
「YAMAHA、カワイのピアノじゃないなら買い取り不可」
という答えが返ってくることもないとは言えないのです。
では、買い取りを諦めるしかないのか?
というと、それも違います。
正直なところ、ベルトーンのピアノを買い取ってくれるか否かは
“業者次第”だと言えます。
買い取り業者の販売ルートは、それぞれ違いますから
YAMAHAやカワイに注力している業者はもちろんありますが
それ以外の、いわゆる“無メーカー”製のピアノに特化していたり
「たまたまベルトーンのピアノの需要が出た!」という業者もあるためです。
1社がダメでも諦めず
お持ちのベルトーンピアノに価値を与えてくれる業者に出会うべく
複数社の業者にコンタクトを取ってみると良いですよ。