ATLAS(アトラス)、STANDARD(スタンダード)、NOBEL(ノーベル)…
アトラス製のピアノと言えば、1970年代の日本の一般家庭で多く見られたメーカー。
当時は、YAMAHAやカワイに次いで日本第3位のピアノメーカーとも言われていました。
随所に見られる高いデザイン性が特徴で
「ピアノ音楽の理想」とも言われる、追求された音色が魅力です。
1980年代に入ると、ピアノの需要が落ち込んだこともあり
残念ながら廃業に至ってしまったため
現在となっては、ある意味でレアなピアノとも言えるでしょう。
しかし一方で、現存しているアトラス製のピアノは
30~40年近く前に製造されたものということ。
中古ピアノ市場においては、よっぽど徹底された保存状態にあるものでない限り
値段が付かない可能性すらあります。
とはいえ、昔から大切にしてきたピアノ。
思い出だっていっぱい詰まっているはず。
そんなピアノを、ようやく手放す決心をしたわけですから
大切に買い取ってくれる業者に依頼したい、というのが本音ですよね。
先述したように、アトラス製のピアノは
YAMAHA製でもカワイ製でもない=“無メーカー”に分類されますので
査定の結果が芳しくないこともあり得ます。
ゼロ査定ならまだしも、マイナス査定になることも考えられます。
でも諦めたくない!高く買い取って欲しい!
中古ピアノの需要は、業者の販売ルートによって異なりますから
アトラス製のピアノを探している業者がいないとは限りません。
ピアノの買い取り査定は、1社だけで終わらせるのではなく
複数社へと依頼すると良いでしょう。
実際に、中古ピアノ販売店で
アトラス製のピアノが販売されている例もあります。
大切なピアノですから、ぜひ心から納得できる形で契約を結んでくださいね。